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【写真：2023 Asian Football Confederation (AFC)】

サッカーU-20日本代表エース活躍の理由

　サッカーU-20日本代表はAFC U-20アジアカップでグループステージ3連勝を果たし、決勝トーナメントに進出している。苦しい時間帯もあった中で3連勝へチームを導いたのは熊田直紀だ。先制された初戦・U-20中国代表戦では2得点を決めて逆転勝利、U-20キルギス代表戦では強烈な左足のシュートでゴールネットを揺らしている。

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　昨年2月にFC東京の2種登録選手となり、昨季はYBCルヴァンカップで2試合に出場した。「やっぱりチーム（FC東京）でやっているときの方が強さを感じることは多くて、そういった面ではこっち（U-20日本代表）に来ても焦ることなく余裕を持ってプレーできている」と熊田は話す。FC東京で、森重真人や長友佑都といった経験豊富な選手たちと対峙している経験がアジアの舞台でも活かされているようだ。

　181cmという恵まれた体格を持ち、豊富なゴールパターンを有する。U-20キルギス代表戦では強烈な左足のシュートを突き刺し、U-20中国代表戦ではクロスから2得点を挙げた。「いつクロスが来てもいいような準備はしていて、相手の嫌なポジションに立つというのは意識していた」とこれまでの活躍を振り返っている。

　次戦のU-20ヨルダン代表戦に勝利すれば、今年5月に開幕するFIFA U-20ワールドカップ出場が確定する。一発勝負となる決戦に向けて熊田は、「セットプレーが大事になってくるかと思う。じれないで一発でしっかりとれるようにしていきたいです」と意気込んだ。