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【写真：2023 Asian Football Confederation (AFC)】

サッカーU-20日本代表の背番号10北野颯太

　サッカーU-20日本代表は12日、AFC U-20アジアカップウズベキスタン2023準々決勝でU-20ヨルダン代表と対戦し2-0で勝利した。U-20日本代表が奪った2得点は、いずれも北野颯太から生まれたもの。背番号10をつける18歳はFIFA U-20ワールドカップ出場権が懸かる一戦で結果を出した。

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　U-20日本代表はスコアレスで試合を折り返したが、54分に先制する。1トップの坂本一彩がプレスをかけてボールを引っかけ、北野が左サイドの深い位置まで運んで折り返す。これをゴール前に走りこんだ坂本が合わせてゴールネットを揺らした。

　70分には北野が細かいボールタッチから右足を振り抜くと、相手GKが弾いたところを途中出場の熊田直紀が頭で押し込んだ。U-20日本代表はこの2点のリードを守り切り、準決勝進出とFIFA U-20ワールドカップ出場権を手にしている。

北野は試合後のフラッシュインタビューで「前半は苦しい時間帯も多かったんですけど、焦れずにやっていこうという話があった」と明かした。さらに、「自分たちの作戦通りというか普段通りに自分たちも動けましたし、監督の指示も当たった」と続けた。

　劣悪なピッチコンディションやラフプレーも厭わない相手に、思うような形が作れない時間帯もあったが、我慢の末に勝利を掴んだ。しかし、北野の視線は既に違うところにある。

「嬉しい気持ちとほっとした気持ちが一番なんですけど、僕たちの目標はここじゃない。アジアチャンピオンになるためにここに来たので。もう次の試合は始まっているので、いい準備をしたいなと思います」

　アジア王者まであと2勝。U-20日本代表の戦いはまだ続く。