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たった1ヶ月で変わった三笘薫のプレースタイル。包囲網をかいくぐる進化とは?【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第8節延期分、ブライトン対クリスタル・パレスが現地時間15日に行われ、1-0でホームチームが勝利している。本来のパフォーマンスを発揮できなかった前回対戦時とは対照的に、サッカー日本代表FWはこの試合で決勝点のアシストを筆頭に相手の脅威となり続けた。三笘はこの1ヶ月で何が変わったのか。(文:安洋一郎)


三笘薫が4年ぶりのダービー勝利の立役者に

【写真:Getty Images】

 現地時間15日に第8節の延期分としてブライトン対クリスタル・パレスの「M23ダービー」が開催された。プレミアリーグでも屈指のダービーとして知られるこの対戦カードは、直近3試合連続で1-1のスコアに終わるなど、ロースコアで激戦となることが多い。

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 その中で日本代表FW三笘薫は、またしても大仕事をやってのけた。

 キックオフ直後はクリスタル・パレスの方が良かった。11分の時点でシュート6本、枠内シュートも3本とアグレッシブな試合の入りをみせた。一方のブライトンは苦しい出だしだったが、三笘がこの悪い流れを変えた。

 13分にペルビス・エストゥピニャンからのパスを受けてブライトンの初シュートを放つと、15分にはソリー・マーチへと絶妙なスルーパスを出して、先制ゴールをお膳立て。この得点が決勝点となり、ブライトンは2019年3月以来となるライバル撃破を成し遂げた

 三笘にとっては自身2度目のM23ダービーだったが、2月の前回対戦ではインパクトを残すことができず。複数人で対応されたことで得意のドリブルが沈黙し、連続得点記録もストップしていた。この不完全燃焼に終わった一戦からおよそ1ヶ月、三笘は何が変わって、ダービー勝利の立役者となったのだろうか。

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