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次のトップスター候補!? 世界マイナー国の神童10人。母国を背負うであろう期待の逸材たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:イ・ヒョンジュ(韓国)


【写真:Getty Images】


生年月日:2003年2月7日(20歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘンⅡ(ドイツ)
今季リーグ成績:20試合9得点2アシスト

 パリ五輪世代の韓国代表を牽引する存在になりそうなのが、名門バイエルン・ミュンヘンのセカンドチームでプレーするイ・ヒョンジュだ。身長は170cmと小柄だが、俊敏性と高い技術力を兼ね備える選手で、自らドリブルで仕掛けてゴールを決めることを得意としている。

 22年冬にローン移籍で浦項スティーラーズからバイエルン・ミュンヘンⅡに加入すると、マルティン・デミチェリス(現リーベル・プレート)監督に重宝され、半年後に完全移籍へと移行した。今季も継続して活躍を続けており、年末の5試合では5得点1アシストと大活躍をみせている。

 加入当時の指揮官デミチェリスは、トップチームのユリアン・ナーゲルスマン監督がジャマル・ムシアラを様々なポジションで試したように、イ・ヒョンジュをWGや中盤など様々なポジションで起用。韓国人MFのベストのポジションを探った。そして「自分のテクニックを上手く使える」と、現在はトップ下のポジションに落ち着いている。

 同い年のムシアラのようにトップチーム昇格を目指すイ・ヒョンジュだが、常に完成されている選手を補強するバイエルンでは、昇格のハードルはかなり高い。ムシアラのようなキャリアを歩むのか、それとも現フライブルクのチョン・ウヨンのようにバイエルンを離れて他のドイツ国内クラブでプレーをすることになるのか。近い将来、イ・ヒョンジュには決断が迫られるだろう。

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