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次のトップスター候補!? 世界マイナー国の神童10人。母国を背負うであろう期待の逸材たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ベンヤミン・シェシュコ(スロベニア)


【写真:Getty Images】


生年月日:2003年5月31日(19歳)
所属クラブ:ザルツブルク(オーストリア)
今季リーグ成績:21試合10得点3アシスト

 ベンヤミン・シェシュコは195cmという巨漢なフィジカルからザルツブルクOBのアーリング・ハーランドとも比較される大型ストライカーだ。既にA代表デビューを果たしているスロベニア代表では、最年少得点記録を含む5ゴールを記録している。

 ハーランドのような誰が見てもわかる爆発力はないが、その体格に似合わないスピードと繊細な足下の技術を兼ね備えており、相手守備陣に囲まれてもダブルタッチでかわして局面を打開するほどのテクニックの持ち主だ。シュートは右足、左足ともに高精度だが、ヘディングでのゴールが少なく、クロスに入るオフザボールの動きには大きな伸びしろを残している。

 シェシュコが最初に注目を集めたのがドムジャレU-15に所属していた2017/18シーズンだ。リーグ戦23試合で59得点という異次元の得点力を見せつけ、欧州中のビッグクラブが獲得に乗り出した。

 そんな中で争奪戦を制したのが育成の名門、ザルツブルクだった。アーリング・ハーランドがトップチームで活躍していた2020/21シーズンは、セカンドチームにあたるリーフェリングでリーグ得点王となる21ゴールを記録。そして彼がドルトムントに移籍してからトップチームで出番を得るようになり、今季は1部リーグで初の二桁得点を達成した。既に来季からライプツィヒでプレーすることが決定しており、先輩ハーランド同様にブンデスリーガへと歩みを進める。

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