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次のトップスター候補!? 世界マイナー国の神童10人。母国を背負うであろう期待の逸材たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:カリム・コナテ(コートジボワール)

【写真:Getty Images】


生年月日:2004年3月21日(18歳)
所属クラブ:ザルツブルク(オーストリア)
今季リーグ成績:1試合1得点0アシスト(ザルツブルク)、17試合14得点3アシスト(リーフェリング)

 今季限りでベンヤミン・シェシュコがライプツィヒへ、ノア・オカフォーが他クラブへのステップアップが確実視される中、新たなザルツブルクのエースとして期待されているのが18歳のカリム・コナテだ。既にコートジボワール代表で7キャップを記録していることからもそのポテンシャルが抜群であることがわかるだろう。

 アフリカ人特有の全身がバネのような身体能力を武器にゴール前で抜群の存在感を発揮する。特筆すべきは多彩なフィニッシュワークで利き足の右に限らず、頭でも左足でも得点を量産することができている。それもしっかりとコースに打ち分けており、抜群のシュートセンスの持ち主であることが汲み取れる。

 その才能が発揮されたのがプロデビュー1年目の2021/22シーズンだ。当時コナテは母国コートジボワールのミモザに所属しており、アフリカサッカー連盟が主催するコンフェデレーションズカップで8戦7発、チャンピオンズリーグで4戦3発と17歳ながらシニアレベルで得点を量産したのだ。

 この活躍を受けて昨夏にザルツブルクに加入すると、現時点でセカンドチームにあたるリーフェリングで得点ランキングのトップを独走する14ゴールを決めている。先述した2人のストライカーがトップチームにいるためザルツブルクでの出場機会はほとんどないが、彼らが退団した後にエース格になることは間違いないだろう。

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