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ガッカリ…。サッカー日本代表、3月シリーズで輝けなかった選手5人(5)2試合でシュート0…。新戦術の餌食となった男

シリーズ:日本代表で輝けなかった5人 text by 編集部 photo by Getty Images

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サッカー日本代表は3月のキリンチャレンジカップ2023を1分1敗で終えた。多くの課題が残り、サポーターを失望させる結果となったが、とくにガッカリ感の大きかった選手は誰なのか。今回は、ウルグアイ代表戦とコロンビア代表戦で期待ほどの活躍を見せることができなかった選手をピックアップする。


FW:堂安律(フライブルク/ドイツ)


【写真:Getty Images】


生年月日:1998年6月16日(24歳)
ウルグアイ代表戦:61分 OUT
コロンビア代表戦:54分 IN
日本代表通算成績:35試合5得点4アシスト


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 森保ジャパン発足当時からの主力選手である堂安律は、第2次・森保ジャパンの初陣メンバーにも名を連ねた。FIFAワールドカップカタール2022で日本代表のヒーローとなったこと、また所属するフライブルクで主力として活躍していることもあり、3月シリーズにおける期待感は大きかったはずだ。

 ウルグアイ代表戦では伊東純也を抑え右サイドハーフとして先発を飾った。ただ、停滞感の否めなかった前半の中でチャンスに絡んでいたのはある程度評価できるものの、シュートを打つことができず、ドリブルも冴えないなど、個人として強烈なインパクトを残せたとは言えず、やや不完全燃焼で61分にベンチへ下がることになった。

 コロンビア代表戦では、ジョーカーとして54分からピッチに立った。しかし、カタールW杯のような決定的な仕事を果たすことはできず、2試合連続でシュートなしという屈辱的な結果に終わった。右サイドのファーストチョイスである伊東が2試合とも輝きを放ったことを考えると、同選手からポジションを奪う難易度はさらに高くなったと言える。

 森保一監督率いる日本代表は、3月シリーズでポゼッションを重視している。しかし、その質には改善の余地があり、必然的にカタールW杯で相手の脅威となった速攻という強みも失われるなど、攻撃の停滞を余儀なくされた。その中で、非凡なフィジカルとアグレッシブな仕掛けに特徴を持つ堂安はそれらの持ち味を発揮することに苦労していたのだ。サポーター、そして堂安にとっても3月シリーズはストレスの溜まるものだったに違いない。

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【了】

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