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夏にどう変わる? マンチェスター・ユナイテッド、来季の予想陣容。補強ポイントと放出候補は?

text by 編集部 photo by Getty Images

CB


【写真:Getty Images】


現所属:リサンドロ・マルティネス、ラファエル・ヴァラン、ヴィクトル・リンデロフ、ハリー・マグワイア、フィル・ジョーンズ、エリック・バイリー(マルセイユへローン移籍)、アクセル・トゥアンゼベ(ストークへローン移籍)

 マンチェスター・ユナイテッドのCBの陣容は、来季以降もスタメン級の選手たちに関しては変わらないだろう。現在は両者ともに怪我をしてしまっているが、リサンドロ・マルティネスとラファエル・ヴァランがファーストチョイスであり、3番手CBにヴィクトル・リンデロフが控えている。そしてエリック・テン・ハフ監督は左SBのルーク・ショーをCBで起用することも気に入っている。

 しかし、上記までに名前が挙がらなかったハリー・マグワイア、エリック・バイリー(マルセイユへローン移籍)、フィル・ジョーンズ、アクセル・トゥアンゼベ(ストークへローン移籍)の4名は今季限りでの退団が濃厚だろう。後者2人に関しては現行契約が今季限りで満了となるため、フリーでの移籍が確実視されている。

 主将ながらショーに次ぐ5番手にまで序列が落ちてしまったマグワイアが、再びスタメンに返り咲くことは極めて難しいだろう。テン・ハフ監督の志向する最終ラインから繋ぐフットボールのスタイルに合っておらず、GKのダビド・デ・ヘアとともにビルドアップで不用意なミスを犯すこともしばしば。今季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)は彼ら2人のミスで敗退となったと言っても過言ではない。

 問題はマグワイアを欲しいクラブがあるかどうかだ。マンチェスター・ユナイテッドはマグワイア獲得に際して8700万ユーロ(約122億円)をレスターに支払っているが、市場価値が大幅に下落してしまっているため、この移籍金を回収することは不可能だ。バーゲン価格での放出、もしくはローン移籍での放出となるだろう。

 マグワイアを放出した場合は新たにCBを獲得する可能性もある。主な候補はユリエン・ティンバー(アヤックス)、キム・ミンジェ(ナポリ)、エヴァン・エンディカ(フランクフルト)あたりだろうか。しかし、信憑性の高いソースからは具体的に報じられていない。夏の移籍市場が開幕してから本格的な噂が上がりそうだ。

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