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海外サッカー 10か月前

アルゼンチン代表、背番号10の系譜。戦犯に世界最高の男も。悲願のW杯制覇を成し遂げたのは?

シリーズ:背番号の系譜 text by 編集部 photo by Getty Images

ロシアワールドカップ


【写真:Getty Images】


背番号10:リオネル・メッシ(バルセロナ)
生年月日:1987年6月24日(当時30歳)
個人成績:4試合出場/1得点2アシスト

監督:ホルヘ・サンパオリ
戦績:ベスト16

 個人としては記録に残る大会となった。グループリーグ第3戦のナイジェリア代表戦でゴールを挙げ、ディエゴ・マラドーナ、ガブリエル・バティストゥータに続き、アルゼンチン代表史上3人目となるワールドカップ3大会連続得点者に。また、10代、20代、30代すべてで得点したワールドカップ史上初の選手にもなった。

 さらに決勝トーナメント1回戦のフランス代表戦で2つのゴールを演出し、ワールドカップ史上初の4大会連続でアシストを記録した選手にもなっている。ただ、チームとしては危機的な状態にあった。メッシもその責任の一端を問われることになる。

 キャプテンとして臨んだグループリーグ初戦のアイスランド代表戦で、メッシはPKを外してしまい、結果も引き分けに終わる。続く第2戦のクロアチア代表戦は0-3の完敗を喫し、グループ最下位となって決勝トーナメント進出が危ぶまれる状況に陥った。

 それでもナイジェリア代表戦の勝利でなんとかグループリーグを突破したが、決勝トーナメント1回戦でのちに優勝するフランス代表と対戦すると、キリアン・エムバペらに脆弱な守備をずたずたに崩されて4失点。アルゼンチン代表も3得点を奪ったが及ばず、メッシにとって4度目のワールドカップは自身最低の成績で幕を閉じた。

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