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久保建英 11か月前

久保建英、ゴラッソを生み出した「高度な駆け引き」。相手の警戒を逆手に取った技【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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ラ・リーガ第36節、レアル・ソシエダ対アルメリアが現地時間23日に行われ、1-0でホームチームが勝利している。サッカー日本代表MF久保建英は先発出場。前半ATに見事なシュートで決勝ゴールを奪うなど、大活躍した。今や久保は、チームを勝たせられる存在になっている。(文:小澤祐作)


レアル・ソシエダは目標のCL権獲得に王手


【写真:Getty Images】

 来季は、久保建英をUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の舞台でも見ることができるかもしれない。

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 現地23日のリーグ戦で、レアル・ソシエダはアルメリアに1-0で勝利し、勝ち点を68まで伸ばした。5位ビジャレアルとの勝ち点差は暫定で「8」となっているため、現地時間の今日に行われるビジャレアル対カディスでホームチームが勝利を逃すと、その時点でソシエダの4位以内が確定する。

 仮にビジャレアルがカディスに勝利したとしても、ソシエダは残り2試合で1勝できれば自力でのCL権獲得を決められる。また、ソシエダが残り2試合で全敗したとしても、ビジャレアルが残り3試合で全勝できなければ、ソシエダの5位転落はない。まさに王手といったところだ。

 上記の通り、アルメリア戦の勝ち点3により来季CL出場の可能性をグッと引き寄せたソシエダだが、ゲーム自体は決して楽ではなかった。

 36分にルイス・スアレスが退場となって数的不利に陥ったアルメリアは、より守備に重きを置きながら粘り強い戦いを披露した。負傷により、20分という早い段階でダビド・シルバを失ってしまったソシエダは、崩しのアイデアが乏しく、ボールは保持するがゴールを脅かせないというもどかしい時間を過ごしていたのだ。

 しかし、ある男が個の力で嫌な空気を払拭した。それが、久保だった。

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