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海外サッカー 10か月前

無駄遣い…。ACミラン歴代“不良債権”ワーストイレブン。大外れだったのは…?

シリーズ:不良債権ワーストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

DF:アンドレア・コンティ(元イタリア代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1994年3月2日
在籍期間:2017年夏~22年冬
移籍金:2400万ユーロ(約33.6億円)
クラブ通算成績:52試合0得点5アシスト

 アンドレア・コンティは23歳のときに2400万ユーロ(約33.6億円)で獲得したが、ミランでは成功を収めることができなかった。

 アタランタで活躍して注目を集めたコンティ。ミランは長く右サイドバックを任せるつもりで獲得したが、加入してすぐの2017年9月に左ひざ前十字じん帯を断裂して翌日に手術。翌年3月にベンチ入りメンバーに戻ったが、練習中にひざを強く捻り、再び長期離脱を余儀なくされた。

 2018年末にセリエAに戻ってきたコンティだが、アタランタで称賛されていたときの鋭い攻撃参加はほとんどみられず。そうしているうちに下部組織育ちのダヴィデ・カラブリアが頭角を現し、コンティは必要とされなくなった。

 2022年1月にサンプドリアへ移籍した際には移籍金が発生せず。期待の若手はひっそりとミランでのキャリアを終えた。

DF:ディエゴ・ラクサール(元ウルグアイ代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1993年2月7日
在籍期間:2018年夏~21年夏
移籍金:1900万ユーロ(約26.6億円)
クラブ通算成績:35試合0得点1アシスト

 ウルグアイ人のディエゴ・ラクサールは、ミランで期待に応えることができなかった左サイドバックだ。

 2018年夏、左サイドバックが補強ポイントだったミランは、ジェノアからインテル所属経験もあるラクサールを獲得した。ジェノアでは2017/18シーズンにセリエAで3ゴール3アシストを記録するなど、得点関与にも期待が集まったが、リカルド・ロドリゲスからポジションを奪うパフォーマンスを見せられず、シーズンの大半をベンチで過ごしている。

 1年後にミランがレアル・マドリードからテオ・エルナンデスを獲得すると、ラクサールの居場所はさらになくなり、2019年8月にトリノにレンタルした。その後、レンタル先から呼び戻した時期はあったがあくまでバックアッパーとしての加入で、目立った活躍はできず。2021年夏に350万ユーロ(約4.9億円)でディナモ・モスクワに売却した。

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