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圧倒的センス! アーセナル歴代最高の司令塔5人。クラブに名を刻んだ男たち

シリーズ:歴代最高の司令塔5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:デニス・ベルカンプ(元オランダ代表)

アーセナルのベルカンプ
【写真:Getty Images】


生年月日:1969年5月10日
アーセナル通算成績:417試合119得点98アシスト

 90年代半ばから2000年代半ばにかけてアーセナルに在籍したデニス・ベルカンプは、同クラブの3度のプレミアリーグ優勝の中心となったFWだ。

 95/96シーズンにインテル・ミラノからアーセナルに移籍すると、1996年からアーセナルを指揮したアーセン・ベンゲル監督の辣腕や、ベルカンプの活躍もあってアーセナルは黄金時代へと突入。ベルカンプの持つ高いパスセンスがベンゲル監督の提唱するパスサッカーにハマり、チームにとって不可欠な存在となった。

 センターフォワードの横に控えるセカンドトップ的な司令塔としての役割を担い、優れた得点感覚でゴールとアシストを量産。他の選手とは一線を画すトラップテクニックやファイナルサードでのスルーパス能力に加えて高い決定力は相手チームの脅威となった。特に、ティエリ・アンリとのコンビネーションは絶妙であり、03/04シーズンにはアンリやピレスといった名手とともにプレミアリーグ無敗優勝の伝説を築いている。

 信じがたいスーパープレーを連発してサッカーファンを魅了したベルカンプだったが、アーセナルに所属する前のインテル・ミラノ時代はまるで実力を発揮できなかったのは不思議な話である。

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