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才能の宝庫! 世界で輝くバルセロナ育ち5人。各地で大活躍中! 下部組織出身の逸材

シリーズ:世界で輝く〇〇育ち5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:久保建英(日本代表)

レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英
【写真:Getty Images】


生年月日:2001年6月4日(22歳)
市場価値:2500万ユーロ(約35億円)
所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
23/24リーグ戦成績:6試合4得点1アシスト

 日本の至宝、久保建英は今や多くのクラブから注目、そして警戒される選手へと進化を遂げた。

 久保は10歳の時に日本人初のラ・マシア(バルセロナ下部組織の総称)入りを果たし、スキルを磨き続けていた。しかし、クラブがFIFAから18歳未満の外国人選手獲得・登録違反による制裁措置を受けたことで公式戦に出場できなくなり、2015年に帰国。その後、FC東京と横浜F・マリノスでプレーし、2019年にレアル・マドリードへと完全移籍を果たした。

 その後はレンタル移籍が続き、苦労を味わった。マジョルカ1年目は順調だったが、ビジャレアルではウナイ・エメリ監督から冷遇され、ヘタフェでは自身のスタイルとチームスタイルがあまりに合わず影を潜めた。2021/22シーズンは再びマジョルカにレンタルで渡るも、守備的な戦術をとる中でほとんど結果を残すことができなかった。

 それでも、昨夏加入したレアル・ソシエダでついに覚醒。ボール保持を基本とするチームの中で自身の持ち味を余すことなく発揮し、1年目ながらリーグ戦9得点7アシストをマークしてクラブを10年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場に導いている。ダビド・シルバが抜けた今季はさらに重要な存在になっており、ここまで公式戦7試合で4得点1アシストと別格の輝きを放っている。ラ・リーガ屈指のアタッカーであることに疑いの余地はない。

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