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才能の宝庫! 世界で輝くバルセロナ育ち5人。各地で大活躍中! 下部組織出身の逸材

シリーズ:世界で輝く〇〇育ち5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:シャビ・シモンズ(オランダ代表)

ライプツィヒに所属するオランダ代表MFシャビ・シモンズ
【写真:Getty Images】


生年月日:2003年4月21日(20歳)
市場価値:4000万ユーロ(約56億円)
所属クラブ:RBライプツィヒ(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:5試合3得点4アシスト

 かつて京都パープルサンガ(現京都サンガF.C.)でプレーしたレジリオ・シモンズ氏を父にもつシャビ・シモンズは、再び世界から注目されるようになった。

 7歳でバルセロナのカンテラ(下部組織)に加入したX・シモンズは瞬く間に才能を現し、チェルシーやレアル・マドリードなどから熱視線を送られるようになるなど、バルセロナでの将来を嘱望されていた。しかし、大物代理人ミーノ・ライオラ氏の影響もあって、16歳の時にクラブとの契約延長を拒否。パリ・サンジェルマン(PSG)に移籍したことで、世界に大きな衝撃を与えた。

 当時16歳の選手としては破格の年俸6000万円でPSGと契約したとされるX・シモンズだが、スター揃いのチームの中で居場所を見つけ出すことはできず、3シーズンでトップチームでの出場は11試合に留まった。それでも昨季、心機一転PSVにフリーで加入すると、秘めたるポテンシャルを爆発させ、リーグ戦だけで19得点9アシストをマークした。その活躍により、PSV加入時400万ユーロ(約5.6億円)だった市場価値は1年間で4000万ユーロ(約56億円)まで上昇している。

 そして今夏、X・シモンズはPSGに買い戻され、RBライプツィヒにレンタルで加入している。ここでも繊細なテクニックを活かしたイマジネーションあふれるプレーを連発しており、リーグ戦5試合で3得点4アシストを記録と凄まじい輝きを放っている。早くにバルセロナに別れを告げ、PSGで一度は忘れかけられた神童は、完全に目を覚ましたのではないだろうか。

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