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イングランド最強! プレミアリーグ“採点”ベストイレブン。早くもMVP級の輝きを放つ男たち

シリーズ:採点ベストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

SB

ニューカッスルのキーラン・トリッピアー
【写真:Getty Images】


DF:キーラン・トリッピアー(イングランド代表)
生年月日:1990年9月19日
所属クラブ:ニューカッスル
23/24リーグ戦成績:8試合0得点5アシスト
Sofa Score平均採点:7.85
Who Scored平均採点:7.61

 キーラン・トリッピアーは昨季の7アシストを大きく上回るペースで得点を演出しており、DFながら第8節終了時点でプレミアリーグトップタイの5アシストを記録している。

 セットプレーのキッカーも任されるこのイングランド代表DFは、狙ったところへピンポイントで出せる抜群のクロス精度を武器に味方選手のゴールを立て続けにお膳立てしている。圧巻だったのがシェフィールド・ユナイテッドとの第6節で、セットプレーから2つのアシスト、オープンプレーから1つのアシストを記録。驚異の1試合3アシストを達成してみせた。

 この試合から第8節まで3試合連続でアシストを記録中だ。キーパス(ラストパス)の本数もリーグトップの27本とDFとは思えないスタッツを残しており、プレミアリーグ屈指のチャンスメイカーとして抜群の存在感を発揮している。

ブライトンのペルビス・エストゥピニャン
【写真:Getty Images】

DF:ペルビス・エストゥピニャン(エクアドル代表)
生年月日:1998年1月21日
所属クラブ:ブライトン
23/24リーグ戦成績:6試合1得点3アシスト
Sofa Score平均採点:7.27
Who Scored平均採点:6.92

 ブライトンの三笘薫と縦関係でコンビを組むペルビス・エストゥピニャンは、すでに4ゴールに直線関与する活躍ぶりを披露している。

 昨季の序盤こそ連係面で課題を残していたエクアドル代表DFだが、今では多くの場面で日本代表FWと阿吽の呼吸をみせている。今季記録した1得点3アシストのうち、1得点2アシストが三笘とのパス交換で生まれたものであることからも相性の良さがわかるだろう。

 連戦が続いたこともあってアストン・ヴィラとの第7節で筋肉系の負傷を負ってしまった。『Who Scored』の採点では、オウンゴールを記録したこの試合で「5.41」と大きく評価を下げたが、それでもシーズンを通した平均採点では左SBでトップに立っている。一方でチームの台所事情は厳しい。チーム唯一の本職レフトバックである彼が離脱した上にジェームズ・ミルナーとタリク・ランプティも怪我で戦列を離れており、リバプール戦ではソリー・マーチを左SBで起用せざるを得なかった。ロベルト・デ・ゼルビ監督は一日でも早い復帰を望んでいることだろう。

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