FW
【写真:Getty Images】
FW:モハメド・サラー(エジプト代表)
生年月日:1992年6月15日
所属クラブ:リバプール
23/24リーグ戦成績:8試合5得点4アシスト
Sofa Score平均採点:7.74
Who Scored平均採点:7.58
モハメド・サラーほど安定した活躍を期待できる選手はいない。徹底した食生活管理の影響もあって30歳を過ぎた現在も怪我による離脱がほとんどなく、今季も開幕から8試合で5得点4アシストと多くの得点に絡んでいる。
チェルシーとの今季開幕戦で得点を奪えず、6シーズン続いた開幕戦での連続得点記録は途絶えてしまったが、続くボーンマス戦で今季初ゴールを記録。チームは8節終了時点で4人の退場者を出すなど不穏なスタートとなっているが、それでも5勝2分1敗と安定した成績を収められるのは、サラーという絶対的なエースがいるからだ。
ゴール前での落ち着きはもちろん、流れの中でボールを引き出す動きの上手さは名人芸で、オフサイドに引っかからない絶妙なタイミングで相手のディフェンスラインの背後に抜け出してチャンスを演出している。第8節終了時点での得点関与数「9」は8ゴール1アシストを記録しているアーリング・ハーランドと並んでトップだ。
【写真:Getty Images】
FW:フリアン・アルバレス(アルゼンチン代表)
生年月日:2000年1月31日
所属クラブ:マンチェスター・シティ
23/24リーグ戦成績:8試合3得点3アシスト
Sofa Score平均採点:7.32
Who Scored平均採点:7.63
昨季はプレミアリーグ最多得点記録を更新したアーリング・ハーランドの陰に隠れることが多かったフリアン・アルバレスだが、今季はケビン・デ・ブライネが開幕戦で負傷したこともあって主役の一人となっている。
本職ストライカーながら今季はトップ下のポジションで躍動。スペースに入る動きが上手く、相手DFのいないライン間でボールを引き出してチャンスクリエイトに大きく貢献している。怪我のデ・ブライネと退団したイルカイ・ギュンドアンの穴をそれほど感じさせないのは、このアルゼンチン代表FWが躍動しているからに他ならない。
フィニッシュの局面でのクオリティも抜群で、ニューカッスルとの第2節では相手GKからすれば外側にボールが離れていく回転をかけたシュートで得点を記録。ウルブスとの第7節では直接FKからネットを揺らしてみせた。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の舞台でも無慈悲な一撃を叩き込むなど、シュートの上手さが際立っている。
【写真:Getty Images】
FW:ソン・フンミン(韓国代表)
生年月日:2000年8月7日
所属クラブ:トッテナム
23/24リーグ戦成績:8試合6得点0アシスト
Sofa Score平均採点:7.70
Who Scored平均採点:7.34
昨季はシーズンを通して不調に悩まされたソン・フンミンだったが、ハリー・ケインの退団に伴い新主将に就任した今季は完全復活を印象づけるパフォーマンスを続けている。
新加入の10番ジェームズ・マディソンとの相性が抜群で、相手の背後に抜けるのが上手い韓国代表FWとスルーパスが上手いイングランド代表MFのホットラインから多くのチャンスが生まれている。アーセナルとのノースロンドンダービーでは、この2人の関係から2ゴールが決まった。
第8節終了時点で6ゴールを決めることができているのはアンジェ・ポステコグルー監督の微調整のおかげだ。というのも、開幕から3試合はリシャルリソンをワントップで起用し、ソン・フンミンを左WGで起用していたが、この3戦では1ゴールも決めることができなかった。この事態にオーストラリア人指揮官は、第4節以降からソン・フンミンをストライカーのポジションで起用することで、よりゴールに近いポジションでプレーさせるように修正。これが功を奏して直近4試合では6ゴールと爆発中で、新生トッテナムの最適解が見つかった形だ。