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どっちが高額? エル・クラシコ年俸ランキング1~10位。バルセロナとレアル・マドリードを比較

シリーズ:年俸ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

2位:トニ・クロース(レアル・マドリード/元ドイツ代表)

レアル・マドリードのトニ・クロース
【写真:Getty Images】


生年月日:1990年1月4日(33歳)
年俸:2438万ユーロ(約34億1300万円)
23/24リーグ戦成績:10試合1得点3アシスト

 14年夏にバイエルン・ミュンヘンからレアル・マドリードに移籍し、MFとして10シーズンにわたって攻撃のタクトを振るうのが元ドイツ代表のトニ・クロースだ。既に代表を引退しているが、2014年のFIFAブラジルワールドカップではドイツ代表として全7試合にフル出場して同国の優勝に大きく貢献したプレーメーカーである。

 レアルの中盤は世代交代が進んでいるため、33歳となるクロースの出場時間も減りつつあるが、それでも今季のリーグ戦10試合で5試合に先発出場。1得点3アシストを記録し、攻撃陣を活性化させてリズムを作るパサーとして十分な働きをしている。

 攻撃面で高いパフォーマンスを誇るクロースだが、そのプレーを語る上で大きな特徴となるのが高精度なパスのクオリティだ。今季リーグ戦平均で記録したパス成功率95%(データサイト『Sofa Score』参照)は驚異的で、まるで精密機械のように的確にパスを通す技術は超一流である。ダイナミックなサイドチェンジやスペースへのスルーパスなど試合の展開を変えるプレーができるため、途中出場でも存在感を発揮する貴重な存在だ。

 年俸2438万ユーロ(約34億1300万円)はクラブ内で最高給であり、クロースの重要性をどれだけレアル首脳陣が理解しているかを物語る額となっている。今季のエル・クラシコでも、優れたパスセンスで攻撃を展開するクロースの姿を楽しめそうだ。

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