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どっちが高額? エル・クラシコ年俸ランキング1~10位。バルセロナとレアル・マドリードを比較

シリーズ:年俸ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

1位:フレンキー・デ・ヨング(オランダ代表)

バルセロナのフレンキー・デ・ヨング
【写真:Getty Images】


生年月日:1997年5月12日
年俸:3750万ユーロ(約52億5000万円)
23/24リーグ戦成績:6試合1得点0アシスト

 エル・クラシコで対戦するレアル・マドリード、バルセロナをあわせた両クラブで、トップの年俸となる3750万ユーロ(約52億5000万円)を受け取るのがオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングだ。19年夏に8600万ユーロ(約120億円)でバルサに加入し、以降5シーズンにわたって公式戦190試合に出場している主力選手である。

 MFとしての出場がメインだが、センターラインなら幅広いポジションを高いクオリティでこなせるポリバレントなプレーヤーだ。今季のラ・リーガ第3節カディス戦でも、CBのポジションで出場して勝利に貢献している。また、昨季までバルサのゲームメイクはMFセルヒオ・ブスケツが担っていたが、契約満了に伴って23年夏にインテル・マイアミに移籍。今季は、最終ラインや中盤からゲームを組み立てられるデ・ヨングがブスケツに代わってビルドアップを担い、ボールの預けどころとして機能して新たな“バルサの心臓”となっている。

 バルサにとって貴重な戦力であることには間違いないが、年俸3750万ユーロ(約52億5000万円)はあまりにも高額だ。これはスペイン紙『マルカ』によると未払い分の給料やその遅延分などが今季の年俸に加算された結果であり、本来の年俸は1400万ユーロ(約19億6000万円)とされている。代えの効かない選手であることから契約延長報道も出ていて、まだまだカンプ・ノウでプレーするデ・ヨングを見ることができそうだ。

 ただ、現在は左足の脛骨遠位部関節を負傷した影響でここ6試合の公式戦を欠場しているため、カンプ・ノウで行われる最初のエル・クラシコに出場できるかは微妙なところだ。デ・ヨングが出場するか、しないかでサッカーの質は大きく変わるため、バルサを率いるシャビ・エルナンデス監督はデ・ヨングの回復を心から祈っているだろう。

【了】

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