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もう止まらない! 伊東純也の驚異的アシスト能力。サッカー日本代表の4ゴールを生み出す前提条件

text by 編集部 photo by Getty Images

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伊東純也がシリア代表戦で脅威の4アシストを記録

シリア代表戦で4アシストを記録したサッカー日本代表MF伊東純也
【写真:Getty Images】

 日本代表は21日、FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選でシリア代表と対戦し、5-0で勝利した。同じスコアで勝利した16日のミャンマー代表戦で出場機会がなかった伊東純也は、4アシストを記録する大暴れでシリア代表を玉砕している。


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 まさに圧巻のショーだった。得点こそなかったが、5得点中4得点をアシストする大暴れで日本代表を勝利に導いた。32分の先制ゴール、続く37分の追加点、40分の3点目に、82分の5点目。伊東から放たれるパスがことごとく得点へとつながっている。

 右サイドに開いたところでボールを持ち、2人を引き付けて久保建英にパスを出す。久保はカットインしてペナルティーエリアの外から左足を振り抜いてゴールネットを揺らした。さらに、伊藤洋輝のクロスをファーサイドに走りこんで頭で折り返し、これを上田綺世が押し込んで2点目を挙げる。

 さらに、菅原由勢から久保にパスが出たところで相手の背後を取り、スルーパスを受けてゴールエリアに。間合いを詰めたGKの足元を抜くパスを通して上田のゴールをアシストした。左サイドに回った後半にも、守田英正からのパスをペナルティーエリア左で受け、右足アウトでクロスを入れて細谷真大のゴールをおぜん立てしている。

 この試合では左サイドでのビルドアップから、右サイドに展開してチャンスを作るシーンが多かった。相手の守備ブロックを日本代表の左サイドに寄せてから右に展開し、伊東や久保といった打開力のある選手が、菅原とともに優位な状況を作る。先制点の場面がまさにそれで、伊東が2人を引き付けたことで、内側にポジションを取った久保へのマークが遅れ、ミドルレンジからゴールを狙う余裕が生まれた。

 伊東をはじめとする個の力を活かせるよう、チームとしてその前提条件を整えた。2試合連続5得点という素晴らしい滑り出しは、こうした戦略と個の力があってこそ生まれたものだった。

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【了】

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