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【遠藤航・現地取材コラム】今までとは違う新しいアンカー像。「他のチームでは…」リバプールが求めるミッション

シリーズ:コラム text by 内藤秀明 photo by Getty Images

リバプールの6番という最高難易度のミッション



「今日で言うと、ハーヴィー(・エリオット)、ライアン(・フラーフェンベル)は、一緒にプレーする試合が多いので、フィーリングが良くなってきている。あとはトレント(・アレクサンダー=アーノルド)ですね。普段そんなに話すわけではないんですけど、ピッチ上になると感覚が似ている感じがする。ボールをつけるタイミング、ポジションの取り方、常にお互い目を合わせながらポジションを変えていくところがやりやすい。今日も途中から入ってきて、彼と僕とのパス交換あったけど、お互いを見ながらやれていると思う」

 また、全試合に先発しているヨーロッパリーグでは、若手選手とともにプレーすることが多い。「若い選手は勢いのあるプレーをするけど、上手くいかなくなると、ちょっとずつ悪くなっていくことはある。なので、自分は浮き沈みがないプレーを見せたい。そのあたりのメンタリティの部分は見て学んでもらえれば」と、30歳の遠藤は言う。

 現在、リーグ戦では8試合出場している遠藤だが、先発出場は2回のみ。従来のユルゲン・クロップ監督は新加入選手を大切に使う傾向にあるため仕方がない部分もある。それでもリーグ戦でも欠かせない戦力になるために、リバプールの6番を務めるという世界でも最高難易度のミッションへの挑戦は続く。

(取材・文:内藤秀明【リバプール/イングランド】)

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【了】

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