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「久保建英にチャンスを与えなかったのは間違いだった」歴史に残る失態に?有望株放出続くレアルをスペイン紙が批判

text by 編集部 photo by Getty Images

久保建英 最新ニュース

レアル・ソシエダの久保建英
【写真:Getty Images】



久保建英、レアル・マドリードに必要な選手だった?

 レアル・マドリードのトップチームの公式戦で1度も試合に出場できなかった日本代表MF久保建英だが、レアル・ソシエダに移籍した今ではチームの中心的存在として大きな活躍を見せている。スペイン紙『ドン・バロン』は、チャンスを与えなかったレアル・マドリードを批判した。



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 久保は2019年7月にレアル・マドリードへ完全移籍したが、すぐにマジョルカへレンタル移籍することになる。その後もビジャレアルやヘタフェなどに期限付き移籍し、最終的に2022年7月にはソシエダへ売却されることになった。すると開幕戦のカディス戦で初ゴールを決める好スタートを切り、ソシエダを10年ぶりのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場に導くほどの貢献をしている。今季も2年連続で開幕戦ゴールを決め、これまでに公式戦22試合で6得点4アシストを記録している。

 同紙は、レアル・マドリードやバルセロナが優秀な下部組織やリザーブチームを持ちながらも、シーズン毎に若手を追い出す状況があることに注目。特にレアル・マドリードはほとんど下部組織やリザーブチームを有効活用できていないとして「カンプ・ノウでもサンティアゴ・ベルナベウでも久保建英にチャンスを与えなかったことは間違いで、歴史に残る失態となるかもしれない。というのは、この日本人選手の活躍だけではなく、元レアル・マドリードの選手が、他でシーズンを通して素晴らしいレベルを見せることで、パリ・サンジェルマンやマンチェスター・シティなどのチームから直接スポットライトを浴びているからだ」と報じ、久保に加えてマルティン・ウーデゴールも例に挙げた。

 久保については「レアル・マドリードで幸せだと感じ、クラブにとって重要な存在になれると確信した場合のみ、白いユニフォームに戻ると思われるこのアジア人選手について、レアル・マドリードが買い戻す可能性を持っているのは事実である。これが事実であろうとなかろうと、レアル・マドリードは何か手を打たなければならない。それもそのはず、久保にはそれだけの価値があるのだ」との見解を示している。

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【了】

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