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「遠藤航の資料は輝いていた」世間は過小評価、リバプールは躍進を確信!?データが示す。補強が成功だった理由とは?

text by 編集部 photo by Getty Images

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リバプールの遠藤航
【写真:Getty Images】



遠藤航の素質をリバプールは見抜いていた?

 リバプールに所属する31歳の日本代表MF遠藤航は加入当初、多方面から過小評価を受けていた。同選手を獲得したリバプールにも疑問の声が上がっていたが、今では称賛の声で溢れている。米メディア『ジ・アスレチック』はデータを分析し、躍進を確信した上でリバプールが獲得に動いたとの見解を示した。


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 リバプールは昨夏、サウジアラビア1部のアル・イテハドに移籍したブラジル代表MFファビーニョの後釜として、ブライトンのエクアドル代表MFモイセス・カイセドの獲得に動いていた。しかし、英国史上最高額となる1億1500万ポンドを提示したチェルシーがカイセドの獲得に成功し、後釜探しは振り出しに戻っている。そして、シュトゥットガルトから1600万ポンドで遠藤を獲得したことで、側から見るとパニック買いとも思えるような状況になった。

 しかし、同メディアは「リバプールの内部では、幹部たちは決してそのようには考えていなかった。データは、遠藤がデュエルの成功、勝利ポゼッション、タックル、攻撃シーケンスへの関与などの重要な指標において、ブンデスリーガで最も優れたミッドフィールダーの一人であることを浮き彫りにした。スポーツディレクターのヨルグ・シュマトケが入手した参考資料は輝いていた。過去3シーズンを合わせてもリーグ戦でわずか3試合しか欠場していなかったことを考えると、彼のリーダーシップや労働倫理と同様に、遠藤の耐久性も大きなプラスとみなされていた」とし、活躍すると確信できるほどのデータが揃っていたと報じている。

 続けて「リバプールは、遠藤を短期的な補強選手とはみなしていなかった。その証拠として、4年契約がある。様々な憶測が続いていたにもかかわらず、リバプールは別のスペシャリストNo.6を獲得する可能性は全くなかった」と伝えた。そして、遠藤を獲得したリバプールと、カイセドを獲得したチェルシーを比べ「6ヶ月が経ち、トーンはどのように変化しただろうか?移籍市場で勝利したチェルシーの祝賀ムードは、とうに沈黙していた。彼らはクロップ監督率いるチームから勝ち点25も差が開いている。値札に見合うのに苦労しているカイセドの7分の1の値段で、遠藤はリバプールにはるかに大きな価値をもたらした」との見解を示している。

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【了】

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