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未来のスター!? 欧州下部組織でプレーする日本の逸材10人。サッカー日本代表候補たち

シリーズ:欧州下部組織でプレーする日本の逸材 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ルシアン・リトバルスキー


【写真:Getty Images】


生年月日:2003年5月8日
所属クラブ:グロイター・フュルトⅡ

 ルシアン・リトバルスキーは偉大な父を持つサッカー選手だ。彼は1990年のFIFAワールドカップで優勝を果たした西ドイツ代表選手ピエール・リトバルスキーと日本人の母の間に生まれた。ルシアンは父がコーチやスカウトを務めたヴォルフスブルクの育成組織で育った。

 ヴォルフスブルクのU-19チームでコンスタントに出場機会を得ていたルシアンは2022年夏にグロイター・フュルトとプロ契約を結んだ。同クラブ加入後は主にセカンドチームでプレーしている。ウィングや中盤で起用され、2022/23は31試合出場5ゴール3アシストの成績を残した。今季は両ウィングとしてプレーしており、ここまで21試合出場1ゴール4アシストとチャンスクリエイトにおいて力を発揮している。

 ルシアンはトップチームでの出場はまだ無いが、セカンドチームでコンスタントにプレーしており、今後が注目の選手である。ルシアンはそのルーツから日本とドイツ両国の代表としてプレーすることが可能だ。現状いずれの国においても世代別代表としてプレーした経験は無いが、これから日の丸を背負ってプレーすることはあるだろうか。

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