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出場機会増も関係なし? 鎌田大地が今回のラツィオ退団をすでに決意か。新指揮官には高く評価されるも

text by 編集部 photo by Getty Images

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ラツィオの鎌田大地
【写真:Getty Images】


鎌田大地がラツィオ退団か

 ラツィオに所属するサッカー日本代表MF鎌田大地は、イゴール・トゥドール新指揮官の元で出場機会を増やしつつある。しかし、クラブに残る意思はなく、すでに今回の退団を決意したようだ。イタリアメディア『イル・メッサッジェーロ』が現地時間9日に報じた。

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 フランクフルトとの契約が満了となり、昨年夏にラツィオにフリーで加入した鎌田は、ラツィオと2026年6月までの2年契約のオプションがつく1年契約を締結。だが、鎌田はすでにトゥドール監督に契約を更新せず、6月限りで退団する意向であることを申し入れたと報じられている。

 鎌田は、今シーズンのセリエAで22試合に出場。第3節のナポリ戦では、セリエA初ゴールを決めて、技ありのシュートにチームメイトのルイス・アルベルトを唸らせたが、マウリツィオ・サッリ前監督のもとでは定位置を確保できず、次第に出場機会を失っていった。

 しかし、3月12日にサッリ前監督が辞任し、18日にイゴール・トゥドールが新監督に任命されると、30日に開催された第30節のユベントス戦で先発出場し、80分間に渡りプレー。再びユーベとの対戦となった4月2日のコッパ・イタリア準決勝第1戦では、途中出場で18分のプレーにとどまったが、トゥドール監督は試合後に鎌田について、「彼は、ユーティリティーな選手で私はとても気に入っている。プレーするすべてが、高いレベルにあり、完成されている」と言明し、高く評価していることを明かしていた。

 そして、6日に行われたローマとの大一番、ローマ・ダービーでは、0-1と敗れはしたものの、トゥドール監督の言葉の通り、信頼を勝ち取り、先発しフル出場を果たした。

 トゥドール監督は、ラツィオと2025年6月までの契約を締結。『イル・メッサッジェーロ』によれば、来シーズンの構想に鎌田を中心選手の一人と捉えているようだが、鎌田自身の現段階の意向は退団との見方が有力だ。チームでの序列は変わり、信頼を得ることとなったが、今後も鎌田の決意が変わることはないのだろうか。

【了】

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