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「クロップの魔法は解けた」Cパレスに痛恨の敗戦を喫したリバプール。現地メディアは決定力不足のチームに「醜い」と辛辣な評価

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



優勝を争う上で痛恨の敗北を喫したリバプール

 プレミアリーグ第33節、リバプール対クリスタル・パレスが現地時間14日に行われ、アウェイのパレスが1-0で勝利した。日本代表の遠藤航は先発出場を果たしたものの、前半のみの出場となった。地元メディア『LIVERPOOL.COM』は、「クロップの魔法は解けた」と述べた上で、パレスに敗北したチームに厳しい評価を下している。


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 第32節終了時点でプレミアリーグの首位は、勝点73のマンチェスター・シティ。2位に勝点71のアーセナル、そして得失点差で3位にリバプールという状況であり、優勝を勝ち取るためにもパレスとの試合は絶対に落とせない一戦だった。

 しかし、14分、パレスのMFタイリック・ミッチェルがボックス左に抜け出しライン際から折り返すと、ブロックを試みた遠藤の股間を抜けたボールにFWエベレチ・エゼが反応しワンタッチでゴールに流し込んだ。先制点を奪われたリバプールは、前半から試合終了までパレスを押し込み合計21本のシュートを放つものの、アウェイチームの堅い守備を破ることができずに0-1の敗戦を喫している。

 同メディアは、多くのシュートを放つもゴールを奪えなかった決定力不足が目立つチームのパフォーマンスについて、「醜い」と辛辣な表現をした上で次のような評価を下していた。

「もはやトレードマークとなっている立ち上がりの悪さで苦戦を強いられた。長い間、ゴールへの道筋を見つけるクオリティが欠けているかのように見えた。緊迫感が高まるにつれ、少なくともチャンスはできたが、リバプールの最大の問題が頭をもたげたのはその時だった。全体的にみて、アタランタ戦、そしてマンチェスター・ユナイテッド戦と同様に、フィニッシュが十分ではなかった」

 もっとも、同メディアは「決して悪いチームではない」と強調し、「クロップ監督の退団がモチベーションからプレッシャーに変わったのではないかと疑いたくなる。理由が何であれ、タイトルへ挑戦し続ける上では十分な状態のチームであるとは言えない」と、ここ数試合で勝ちきれないチームの原因は、指揮官退団の花道を飾るという思いが逆にプレッシャーになっているのではないかと指摘していた。

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【了】

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