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こんなはずでは…。欧州で伸び悩んでいる日本人選手(4)欧州2年目で得点1…。将来有望な技巧派が停滞

シリーズ:欧州で伸び悩む日本人 text by 編集部 photo by Getty Images

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欧州へ渡り、世界トップレベルに成長する日本人選手がいる。だが一方で、大きな期待をかけられながらも伸び悩んでしまった選手やキャリアが停滞してしまう選手もいる。今回は欧州でプレーしながらそのポテンシャルを伸ばしきれていない日本人選手を紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。


MF:渡井理己(わたい・まさき)


【写真:Getty Images】

生年月日:1999年7月18日
所属クラブ:ボアヴィスタ(ポルトガル)
23/24リーグ戦成績:9試合0得点0アシスト

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 これまで世代別日本代表のメンバーとしても名を連ねるなど将来を嘱望されていた渡井理己は、徳島ヴォルティスでプロキャリアをスタートさせて評価を高めていった。2020シーズンはリーグ戦38試合に出場してクラブのJ1昇格に大きく貢献するなど主力としてチームを牽引してきた若きタレントは、2022/23シーズンにポルトガルのボアヴィスタへ期限付き移籍して欧州への挑戦を勝ち取った。

 徳島の10番を背負った技巧派MFである渡井は欧州でも活躍が期待されていたが、現状ボアヴィスタで難しい状況に置かれている。加入初年度は途中出場からの起用がメインとなり、リーグ戦15試合出場1得点1アシストという成績に終わった。今季での巻き返しを図った渡井であったが、徳島時代に主戦場としていた中盤ではなく主にWGとして起用され、ここまでリーグ戦9試合の出場で得点もアシストも無く、結果を残すことができていない。

 渡井は出場こそ少ないが、今季は公式戦全試合にベンチ入りしており、少なくとも構想外という扱いではないはずだ。しかし昨季からチャンスを与えられ続けてきたものの、それをなかなか活かしきれていない。ボアヴィスタへの期限付き移籍は今季までとなっているが、来季の渡井の去就はどうなるだろうか。

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【了】

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