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こんなはずでは…。欧州で伸び悩んでいる日本人選手6人。期待されるも、思い通りにいっていない男たち

シリーズ:欧州で伸び悩む日本人 text by 編集部 photo by Getty Images

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欧州へ渡り、世界トップレベルに成長する日本人選手がいる。だが一方で、大きな期待をかけられながらも伸び悩んでしまった選手やキャリアが停滞してしまう選手もいる。今回は欧州でプレーしながらそのポテンシャルを伸ばしきれていない日本人選手を6人紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。


MF:本間至恩(ほんま・しおん)

クラブ・ブルージュMF本間至恩
【写真:Getty Images】

生年月日:2000年8月9日
所属クラブ:クラブ・ブルージュ/クラブNXT(ベルギー)
23/24リーグ戦成績:1試合0得点0アシスト/22試合2得点6アシスト

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 新潟の至宝・本間至恩は欧州に渡ってから難しい状況に置かれ続けている。アルビレックス新潟で圧倒的なパフォーマンスを発揮し続けた本間は、満を持して2022/23シーズンにベルギー強豪のクラブ・ブルージュへ完全移籍を果たした。だが、トップチームでのプレーは限られたものとなった。

 移籍後、セカンドチームにあたるクラブNXTでプレーしていた本間は、昨シーズン終盤からトップチームに帯同するようになり、リーグ最終戦では途中出場から1ゴール1アシストをあげる活躍を見せて現地でも注目を集めた。2年目からはトップチームに登録されて飛躍を期待されていたが、今季もここまでクラブ・ブルージュでは公式戦4試合の途中出場にとどまっている。

 クラブNXTでは22試合2得点6アシストの成績をあげて主力としてプレーしているが、前線のタレントが豊富なトップチームに割って入ることができていない。本間の主戦場である左WGには、フィリップ・ツィンカーナーゲルやノルウェー代表のアントニオ・ヌサという強力なライバルがいる。3月にクラブNXTのニッキー・ヘイエン監督がトップチームの暫定監督に就任したが、本間の序列に変化は見られなかった。

 今季途中出場したベルギーカップ準決勝のユニオン・サン=ジロワーズ戦では圧巻のドリブルテクニックを披露し、改めて現地ファンからの注目を集めるなど印象は残しているものの、このままの状況が続くなら来夏の移籍もあるかもしれない。

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