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アジアカップに呼びたかった…。欧州で輝く23歳以下の日本人選手10人。パリ五輪希望の才能たち

シリーズ:欧州で輝く日本人選手 text by 編集部 photo by Getty Images

GK:鈴木彩艶

日本代表GK鈴木彩艶
【写真:Getty Images】


生年月日:2002年8月21日
所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー)
23/24リーグ戦成績:26試合41失点6クリーンシート

 AFCアジアカップ2023での鈴木彩艶のプレーに対して批判が向けられることもあったが、彼が優れたポテンシャルを持つパリ五輪世代を代表するGKであることは間違いない。鈴木は今季から欧州で研鑽を積み、着実に成長し続けている。

 浦和レッズからシント=トロイデンへ移籍した鈴木は、リーグ戦第5節のセルクル・ブルッヘ戦でデビューを果たすと正GKとしての地位を掴み、以降は1月から2月の日本代表活動期間を除き全試合に出場している。GKというポジションの性質もあってミスによる失点から現地で批判に晒されることもあるが、評価も徐々に高めており、特に3月以降は高いパフォーマンスを見せている。

 リーグ戦プレーオフの第4節OHルーヴェン戦では0-1の敗戦となったものの、鈴木は持ち前の高いシュートストップ能力と足元の技術を発揮した。データサイト『Sofa Score』によれば、この試合でセーブ数10にパス成功率92%などGKとして軒並み高い数値を記録し、あくまで一つの指標ながらレーティングも「9.2」と突出した数字をマークした。

 また、浦和在籍時に25万ユーロ(約3500万円)であった市場価値も現在は200万ユーロ(約2億8000万円)に急上昇しており、金額の推移からも鈴木に対する評価がうかがえる。U-23アジアカップ2024では小久保玲央ブライアンが評価を高めているが、パリオリンピック本戦出場となれば鈴木も選出が望まれる選手となるだろう。

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