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「明らかにイライラした」ユルゲン・クロップ監督、マージーサイド・ダービー敗戦に滲む悔しさ。リバプールが痛恨の黒星

text by 編集部 photo by Getty Images

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ユルゲン・クロップ
【写真:Getty Images】



リバプールが痛恨の黒星

 プレミアリーグ第29節、エバートン対リバプールが現地時間24日に行われた。試合はホームのエバートンが2-0の勝利を収めた。優勝争いをしているリバプールにとって、マージーサイド・ダービーで痛恨の黒星となってしまった。リバプールの公式サイトがユルゲン・クロップ監督の試合後のコメントを掲載している。


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 試合は前半27分、ジャラッド・ブランスウェイトのゴールでエバートンが先制に成功。前半を1-0で折り返すと、58分にコーナーキックからファーサイドでドミニク・キャルバート=ルーウィンが高さのあるヘディングシュートを決めて、エバートンがリードを2点に広げる。その後、リバプールはゴールを奪うことができず、0-2で敗戦となった。

 クロップ監督は試合後に「全然良い考えがない。非常に失望した、明らかにイライラしたね。私はいくつかのインタビューを抱えている。全て要約してくれと言いたい」と悔しさを滲ませた。

 試合については「十分ではなかった。我々は試合を進行させるか、成り行きに任せるかだった。今日はエバートンがやりたいゲームだった」とコメントした。

 244回目を迎えたマージーサイド・ダービーでは、これまでリバプールが全てのコンペティションにおいてダービーで99勝と、100勝まであと1勝と迫っていた。さらに、クロップ監督はリバプールの指揮官に就任以降、リーグ戦でのマージーサイド・ダービーにおいて9勝6分1敗(試合前)。リバプールでの初の快挙に期待がかかっていた。

 クロップ監督は「人々が私にいつもダービーでの記録について話してきた。特にダービー前には、”あなたはここで勝てていない”と聞かされた。だが、我々は一度も負けていない。非常に違う空気を感じていた。だが、それ(敗戦)が起こってしまったことに関して謝りたい」と話した。

 今回の敗戦により、2位のリバプールと首位アーセナルとの勝ち点差は3に広がった。さらに、2試合消化の少ない3位マンチェスター・シティとは勝点1差。この2チームとの直接対決は今後なく、2冠へ黄色信号となってしまった。果たして、リバプールは逆転でリーグ優勝を果たすことができるだろうか。

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【了】

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