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J1 2年前

ガンバ大阪史上最高! “化け物”となった下部組織出身選手6人。日本を代表する優れた才能たち

シリーズ:“化け物”となった下部組織出身選手 text by 編集部 photo by Getty Images

 J1リーグ2回、天皇杯4回、AFCチャンピオンズリーグ1回の優勝を誇るガンバ大阪。そんな同クラブが歴史を築き上げていく中で、下部組織出身選手たちの輝きは欠かせなかった。今回は、厳選したアカデミー出身の最高傑作を6人紹介する。(ホームグロウン選手が選出対象。在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考)[6/6ページ]

MF:倉田秋(くらた・しゅう)

ガンバ大阪所属のMF倉田秋
【写真:Getty Images】

生年月日:1988年11月26日
在籍期間:2007年2月~
クラブ通算成績:561試合73ゴール60アシスト

 ジュニアユース時代からガンバ大阪の下部組織に所属していた倉田秋は、高校3年次の日本クラブユース選手権大会で大会MVPに輝くなど、トップチーム昇格前からその資質を随所に見せていた。

 しかし、2007年にトップチームへ昇格するも、当時のガンバは黄金期真っただ中。特に中盤は遠藤保仁や二川孝広らが君臨しており、出場機会を得られずにいた。

 倉田は出場機会を求め、2010年にジェフユナイテッド千葉、翌年にセレッソ大阪へとレンタル移籍で加入。セレッソ時代は自身初のリーグ戦2ケタゴールを挙げた。

 そして、2012年にガンバに復帰した後は一度も移籍することなく、同クラブでのプレーを続けている。初めて青黒のレギュラーとしてプレーした2012年はJ2降格という苦い経験を味わったが、2013年、14年も主力として活躍しJ2優勝、国内三冠を経験することとなった。

 その後も毎年30試合以上に出場し攻撃陣をけん引してきた倉田は、2017年に二川が長年背負ってきた背番号10を継承した。

 ボランチからトップ下、左右中央どこでもこなせる万能性を持ち、シーズンを通して攻守で高い強度を保ち続けてくれる倉田は、2010年代のG大阪の象徴と言って差し支えないだろう。

 今季はここまで4得点を挙げるなど、ベテランの域に差し掛かった現在でも貴重な戦力としてチームに貢献している。

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【了】

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