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「一部の幹部は…」チェルシー新監督招へいに向けて、経営陣の中で意見が割れる? 有力候補の2人とは?

text by 編集部 photo by Getty Images

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レスター・シティのエンツォ・マレスカ監督

【写真:Getty Images】



チェルシー新監督候補に浮上したエンツォ・マレスカ


 レスター・シティのエンツォ・マレスカ監督と今季限りでブライトンを退団するロベルト・デ・ゼルビ監督が、チェルシーの新指揮官候補に浮上していることがわかった。イギリスメディア『インデペンデント』が、現地時間26日に報じている。チェルシーは、今季終了後にマウリシオ・ポチェッティーノ監督が退任することがすでに決まっている。


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 チェルシーは22/23シーズンを12位で終えると、昨年夏に、トッテナム・ホットスパーやパリ・サンジェルマン(PSG)を指揮した経歴を持つ、マウリシオ・ポチェッティーノを監督に招へい。シーズン序盤は、苦戦したものの、リーグ戦を最後は5連勝で飾り、6位でフィニッシュした。しかし、今月21日にポチェッティーノ監督と同クラブは、双方合意の下で契約解除を発表し、1年でチームを去ることが決定していた。

 欧州CL出場権を逃したチェルシーは来季に向けて、マレスカとデ・ゼルビの2人のイタリア人監督をリストアップ。同メディアは、「クラブの幹部は、レスター・シティでチャンピオンシップ(イングランド2部)を制したマレスカを支持している模様。だが、共同オーナーのベフダド・エグバリは、デ・ゼルビのパーソナリティーにほれ込んでいる」と伝えている。

 さらに、「技術部門の一部の幹部は、ヘッドコーチとして入団するマレスカ監督の方が適任だと考えている。一方、デ・ゼルビはより気難しく、攻撃的な性格と見られており、ブライトンが最終的に彼の退任に快く同意した理由の一つでもある。もちろんチェルシーのコーチ陣は元ブライトン出身ではあるのだが」と伝え、日本代表FW三笘薫を指導した44歳の指揮官の性格が、現在のチェルシーのコーチ陣とマッチするか懸念を示した。

 他にも、イングランド2部からイプスウィッチ・タウンをプレミアリーグ昇格に導いた38歳のキーラン・マッケナ監督やブレントフォードのトーマス・フランク監督も新指揮官の候補リストに名前はあるが、現時点ではマレスカ監督とデ・ゼルビ監督が最有力候補であるとみなされているようだ。ここ数年、頻繁に監督交代を繰り返しているチェルシーだが、短期間で再建し、長期政権を築ける新監督を任命できるか、注目したいところだ。

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【了】

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