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お疲れ様でした! 今季で愛するクラブを去る功労者(3)衝撃の引退…。世界最高のまま去るパサー

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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いかなる功労者であっても、愛するクラブに選手として在籍し続けることはできない。いつかは必ずチームを去らなければならない時がやってくる。今回は、これまで多大な貢献をしながら2023/24シーズンで最愛のクラブを去ってしまう功労者を紹介する。※成績は5月24日時点の『transfermarkt』を参照。


MF:トニ・クロース

レアル・マドリードのトニ・クロース
【写真:Getty Images】

生年月日:1990年1月4日
所属クラブ:レアル・マドリード
トップチーム在籍期間:10シーズン
クラブ通算成績:463試合28得点98アシスト


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 ドイツ代表MFトニ・クロースの電撃的な引退発表には世界中のサッカーファンが驚愕しただろう。クロースはレアル・マドリードでまだまだトップパフォーマンスを維持している中で、今夏の欧州選手権(ユーロ)を最後にスパイクを脱ぐ決断をした。

 ドイツ代表の主力メンバーとして2014年のFIFAワールドカップを制した後、クロースは夏の移籍市場でバイエルン・ミュンヘンからレアル・マドリードへ移籍した。すぐさま定位置を確保すると、現在に至るまで同クラブの主力としてプレーし続け、4度のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝をはじめ22ものタイトルをクラブにもたらしている。ルカ・モドリッチとカゼミーロとともに形成した“黄金の中盤”は世界屈指と名高かった。

 クロースの武器はなんと言っても世界トップレベルのパス精度だ。長短問わず、針の穴を通すような正確性でパスを供給し続ける。ビルドアップとチャンスメイクにおいて大きな役割を果たし、今季も34歳のベテランながらチームの心臓として抜群のゲームコントロール力を発揮している。

 今季の国内リーグ優勝を決定させたクロースは、CLとユーロのタイトル獲得の可能性をまだ残している。サッカー選手としてあらゆるものを勝ち取ってきたが、最後はどのようにキャリアに幕を下ろすのであろうか。

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【了】

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