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主力になれるのか…。鎌田大地、クリスタル・パレスで待つ強力なライバル6人。サッカー日本代表MFを待ち受けるのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by photo by Getty Images

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 ラツィオを契約満了で退団したサッカー日本代表MF鎌田大地は、新天地にフランクフルト時代の恩師であるオリヴァー・グラスナー監督が率いるクリスタル・パレスに加入することが決定した。終盤の巻き返しでトップハーフフィニッシュを果たしたチームで鎌田のライバルとなりそうなのは誰なのか。今回は、6選手をピックアップして紹介する。


MF:ウィル・ヒューズ(イングランド)

クリスタル・パレスMFウィル・ヒューズ
【写真:Getty Images】

生年月日:1995年4月17日
今季リーグ成績:30試合0得点1アシスト


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 今シーズン終了時点でのクリスタル・パレスのスカッドを見ると、ウィル・ヒューズが鎌田大地の現実的なライバルとなりそうだ。

 今季後半戦のクリスタル・パレスは司令塔タイプのアダム・ウォートンと運動量が豊富なヒューズがボランチを組んでいた。その中で後者は、高い守備強度でボールを奪い、正確なパスで味方選手にボールを繋げている。日本人からすると、リバプールの遠藤航がヒューズの守備強度に苦しめられていたのは、記憶に新しいだろう。

 このイングランド人MFの今季のプレミアリーグでの成績を振り返ると、ほとんど得点関与がない。ただ、これはそれほど意味を持つものではなく、現在のクリスタル・パレスは16ゴールを決めたジャン=フィリップ・マテタを頂点にエベレチ・エゼとマイケル・オリーセというプレミアリーグでも屈指のシャドーがいる。彼ら3人だけで攻撃を完結することができるので、ボランチの選手たちは彼らを下支えする黒子に徹することが求められていた。

 ただ、3選手全員に移籍の噂があり、来季以降も今季の形が継続できるかどうかは不透明だ。彼らの穴を埋めるのはそう簡単なことではなく、となれば、求められるボランチ像も変わり、フランクフルト時代のように3列目からの攻撃参加が求められるようになるかもしれない。仮にこれに近い形となれば、鎌田の方が純粋な攻撃面でのセンスはヒューズを上回るため、ポジションを奪える可能性も出てくる。

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