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日本代表 1か月前

「名前だけ並べたらロマン」サッカー日本代表、久保建英は伊東純也と三笘薫との共演に何を意識する? 「うーん…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

日本だけでなく世界をも驚かせたレフティのA代表デビュー

 最初にA代表デビューしたのは伊東だった。ハリルジャパン時代の2017年12月に開催されたEAFF E-1サッカー選手権大会。当時柏レイソル所属の伊東は北朝鮮、中国、韓国各代表戦に出場するもその後は定着できず、ロシアW杯後の2018年9月に産声をあげた第1次森保ジャパンから常連になった。

 2019年6月のエルサルバドル代表との国際親善試合では、FC東京で大ブレークを果たした、18歳になったばかりの久保がデビュー。直後には世界的なビッグクラブ、レアル・マドリードへ移籍し、日本だけでなく世界をも驚かせたレフティだが、代表ではなかなかプレー時間をえられない状態が続いた。

 筑波大学から2020シーズンに加入した川崎フロンターレで、13ゴール12アシストとルーキー離れした大活躍を演じた三笘のA代表デビューは、久保と共闘した東京オリンピック(五輪)を4位で終えた後の2021年11月。敵地マスカットで行われた、オマーン代表とのカタールW杯・アジア最終予選第6戦だった。

 当時はブライトンからベルギーのユニオン・サン=ジロワーズへ期限付き移籍していた三笘は、後半開始から左ウイングで途中出場。0−0の展開が続いていた試合の様相を変え、81分には左サイドから絶妙のクロスを供給して、ベルギーのヘンクに移籍して4シーズン目を迎えていた伊東の決勝ゴールをアシストした。

 同年9月のアジア最終予選初戦で敗れたオマーンに借りを返した一戦を境に、三笘は一気にスーパーサブの座をゲット。0−0で迎えた84分から途中出場した2022年3月のオーストラリア代表戦では、89分、94分と連続ゴールを決めて、日本を7大会連続7度目のワールドカップ出場に導いた。

 一方の伊東もオマーン戦を含めて、アジア最終予選では2016年の原口元気と並ぶ歴代最長の4試合連続ゴールをマーク。サウジアラビア代表との第3戦でも敗れるなど、序盤戦で大きく出遅れ、一時はカタール大会出場が危ぶまれた森保ジャパンを鮮やかなV字回復に導く原動力になった。

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