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フォーカス 1か月前

早く発掘しないと…。サッカー日本代表、遠藤航の後継者候補6人。最有力候補はいったい誰だ?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:佐野海舟(さの・かいしゅう)

佐野海舟
【写真:Getty Images】

生年月日:2000年12月30日
所属クラブ:マインツ(ドイツ)
24/25リーグ戦成績:7試合0得点0アシスト

 遠藤航のプレースタイルを考慮すれば、最も正当な後継者候補と言えるのは佐野海舟だろう。

 遠藤はドイツ時代、そしてプレミアリーグ(イングランド1部リーグ)でも圧倒的なデュエルの強さを見せつけてきた。球際の激しさで相手より劣る場面はほとんどなく、中盤の底で相手の攻撃の芽を摘むフィルター役としてのプレーは長きにわたって遠藤の代名詞となっている。

 佐野の強みもプレー強度の高さにある。ボール奪取能力はもちろんのこと、ボールを奪ってから攻撃に繋げる切り替えの早さも一級品で、現代サッカーのボランチに求められる要素をハイレベルで備えている。

 今年7月には鹿島アントラーズからマインツに完全移籍で加入したが、ブンデスリーガ(ドイツ1部リーグ)では全7試合に先発出場。ダブルボランチの一角で存在感を発揮している。

 日本代表としてのキャリアを考える上での懸念材料は、女性に性的暴行を加えたとして佐野が他男性2人と共に不同意性交容疑で逮捕された件だ。今年8月には東京地検が同件を不起訴処分とし、佐野はその後に渡独して現在に至る。非常にセンシティブな事象であるため、日本代表に再度招集されるようになるかどうかは不明だ。

 なお、佐野がサムライブルーのユニフォームを着て最後にピッチに立ったのは、今年1月~2月にかけて開催されたAFCアジアカップ2023のグループステージ第3節・インドネシア代表戦(〇 3-1)となっている。

 いずれにしても、佐野が日本代表でプレーするようになれば、遠藤の後継者問題は一気に解決する可能性がある。マインツでのプレーぶりを見れば、23歳のMFが日本代表の中盤を支えるだけの能力を持っていることは明らかだ。

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