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フォーカス 1か月前

早く発掘しないと…。サッカー日本代表、遠藤航の後継者候補6人。最有力候補はいったい誰だ?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:高嶺朋樹(たかみね・ともき)

高嶺朋樹
【写真:Getty Images】

生年月日:1997年12月29日
所属クラブ:コルトレイク(ベルギー)
24/25リーグ戦成績:10試合0得点0アシスト

 緻密さと屈強さを併せ持つ高嶺朋樹も、“遠藤以後”の時代に向けて試してみたい選手の1人である。

 北海道コンサドーレ札幌のユースで育成された高嶺は、筑波大学卒業後の2020シーズンより札幌に正式入団。プロ入り初年度はチーム事情によって左センターバック(CB)を務めることもあったが、主にボランチを主戦場として主力として活躍した。

 2023年1月には柏レイソルに完全移籍で加入し、ここでもボランチのファーストチョイスとして躍動。2023シーズンはリーグ戦で31試合に出場して1アシストをマークした。

 高嶺の魅力は、好守のリンクマンとしての能力に長けているところにある。身長は177cmと決して高くないが、当たりの強さで相手の攻撃のキーマンを封じる力は遠藤航に通じるものがある。

 また、一度ボールを奪うと長短のパスで攻めの起点となることもできるため、この長所をさらに伸ばしていけば遠藤とはまた一味違ったボランチ像を生み出すかもしれない。利き足が左という点も、日本代表の戦術幅を広げるのに一役買うだろう。

 今年7月に完全移籍で加入したコルトレイクでも、高嶺は実力をいかんなく発揮している。ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部リーグ)では全11試合中10試合に出場。中盤の底で攻撃と守備の橋渡し役を担い、早くもチームに欠かせない存在となった。

 このままコルトレイクでさらに輝きを増していけば、森保一監督が高嶺を遠藤の後継者として認識することもあるかもしれない。守備の強さと左足から繰り出す高精度のパスを武器に、守田英正の隣で攻守にわたって貢献する高嶺の姿を期待したい。

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