勝利と敗北を分ける差
「我々はできる限りのことをやっているが、日本代表が持っているクオリティは信じられないものだ」とタライッチ監督は、日本代表の選手層と控え選手の質について語った。
「あなたもご存じの通り、森保監督が5人を交代させたとき、誰が下がって、誰が入ってきたのか分からない。（先発メンバーとベンチメンバーの）どちらが優れているのか判断がつかないほどだった」
「このようなクオリティの選手がいる場合、ほんの小さなミスさえ見逃さず、彼らは最初のゴールを決める。それも美しい形で。我々は彼らがそのようなプレーができることを知っている。私の選手たちはベストを尽くしているが、日本相手にミスを1つでもすれば、それが命取りになる。それが問題だ」
「でも、90分間、世界中どのチームでもミスを全くしないということはないと思う」
この事実は、日本代表が来年の本大会でさらに大物食いをする可能性があることを示している一方で、日本代表自身が今や警戒すべき存在として認識されていることに、より注意を払う必要があるという警告にもなる。
もはや日本代表は、誰のレーダーにも引っかからない存在ではない。そしてそのために、勝利と敗北を分ける差は、これまで以上に小さなものになっている。
（取材・文：ショーン・キャロル）
【関連記事】
英国人が見たサウジアラビア戦「親善試合のよう…」「ちょっとおかしい」「浅野拓磨もいれば…」
サッカー日本代表、サウジアラビア戦全選手パフォーマンス査定
ガチ選出！ サッカー日本代表、2026年W杯メンバー予想
【了】
