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フォーカス 1か月前

今は我慢…? 今冬に移籍も試合に出られていない欧州日本人5人。茨の道? ベンチを温めているのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:小森飛絢(こもり・ひいろ)


【写真:Getty Images】

生年月日:2000年8月6日
所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー)
移籍後リーグ戦成績:4試合0ゴール0アシスト

 昨季のJ2得点王は、ベルギーリーグで出場機会に恵まれない日々を過ごしている。

 新潟医療福祉大学からJリーグの舞台へと飛び込んだ小森飛絢は、プロ1年目の2023シーズンにジェフユナイテッド千葉でリーグ戦13ゴールを記録。いきなり非凡な能力を見せつけると、2年目の昨季に覚醒する。

 リーグ後半戦で9試合13ゴールという怒涛のゴールラッシュを記録するなど、シーズンを通して23ゴールを決めて、J2リーグ得点王に輝いた。J2といえどもその活躍ぶりは圧巻で、シーズンオフにベルギーのシント=トロイデンに期限付き移籍することが決まった。

 24/25シーズン終了後に移籍期間が終了することもあり、なんとか爪痕を残したい小森だったが、現実は非情なものとなっている。加入以降の第21節から第30節までの10試合で出場はわずか4試合。そのどれもが試合終了間際に投入されたもので、シーズン合計の出場時間はたったの15分のみとなっている。

 現在行われている入れ替え戦プレーオフでも、2試合どちらもベンチ外と出場するチャンスすら与えられない状況。現時点ではこの移籍は失敗と言わざるを得ないが、ひとまず移籍期限が切れる今夏の動向に注目だ。

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