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今は我慢…? 今冬に移籍も試合に出られていない欧州日本人5人。茨の道? ベンチを温めているのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:大畑歩夢(おおはた・あゆむ)


【写真:Getty Images】

生年月日:2001年4月27日
所属クラブ:ルーヴェン(ベルギー)
移籍後リーグ戦成績:2試合0ゴール0アシスト

 サガン鳥栖の下部組織から2020年にトップチームデビューを果たした大畑歩夢は、2年目にレギュラーの座を奪うと、翌年には浦和レッズに移籍。毎年のように新加入選手が入ってくる中で苦しんだシーズンもあったが、左サイドバック(SB)を主戦場として3シーズンに渡りクラブに貢献した。

 現在23歳の大畑は、世代別代表でも活躍。昨年行われたパリオリンピック(パリ五輪)では、U-23男子サッカー日本代表として3試合に出場し、世界の有望株たちを前に堂々たるパフォーマンスを披露して評価を高めた。

 そんな世界での戦いを経て、大畑は今冬にベルギーのルーヴェンに完全移籍。同クラブには明本考浩や大南拓磨といった日本人選手も在籍しており、初の海外挑戦の場として、うってつけのクラブといえるだろう。しかし、現実は厳しいものとなっている。

 ルーヴェンに移籍してから、リーグ戦はここまでわずか2試合のみの出場に留まっている。しかも、2試合とも途中出場だ。明本やマヌエル・オシフォとのスタメン争いに敗れる形となっており、試合によっては本職ではない選手が大畑よりも先に起用されるケースもある。現時点では監督からの信頼度は低いと言わざるを得ない状況だろう。

 大畑の契約は2027年まで。契約更新を勝ち取るために、もしくは、さらなるステップアップをするためには、早くチーム内の序列を上昇させたいところだ。

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