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「脇役から主役へ」アル・ナスル撃破の川崎フロンターレ、海外メディアは番狂せに驚き「ハリウッドのような結末」【ACLE】

text by 編集部 photo by Getty Images

アジアサッカー・AFCチャンピオンズリーグ(ACL) 最新ニュース

川崎フロンターレ

【写真:Getty Images】

川崎の勝利に驚愕

 川崎フロンターレは現地時間4月30日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)準決勝でサウジアラビアの強豪、アル・ナスルに3-2で勝利し、初の決勝進出を果たした。米メディア『ESPN』は30日に、川崎の勝利を驚きとともに伝えている。

 

 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、セネガル代表FWサディオ・マネ、クロアチア代表MFマルセロ・ブロゾヴィッチなど、スター選手たちが所属するアル・ナスルはACLEの優勝候補の一角だった。

 同メディアは、「川崎フロンターレが脇役から主役へ」と題して、準決勝の激戦を次のように振り返っている。

「本来であれば、川崎が初の決勝進出を果たす夜ではなかった。しかし、彼らはサプライズを起こしている。チームに巨額の投資を行ったアル・ナスルが、30年ぶりの決勝進出を果たすはずだった。アル・アハリとの決勝戦が予定されており、サウジアラビアサッカー界にとっては最高の瞬間となるはずだった」

 そして、「攻守一体となり動き、チャンスの瞬間には的確な判断力を見せた。サウジアラビアのチームが犯したようなミスもしていない。だからこそ、相手チームがボール支配率75%を記録しても問題ではなかった。必要な時に、やるべきことをやった。それだけのことだ」と、準決勝での川崎のパフォーマンスを絶賛した。

 決勝戦で待ち受けているのは、元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ、アルジェリア代表FWリヤド・マフレズなどが所属するアル・アハリだ。同メディアは、「まるでハリウッドの脚本のような結末だった。そして、川崎が主役だった。長年にわたり日本サッカーの基準を築いてきた彼らは、ついにアジア最高峰の舞台へと向かう」と、川崎が悲願のアジア初制覇に近づいていることを伝えた。

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【了】

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