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フォーカス 4週間前

日本史上最強の天才!? 10代でサッカー日本代表デビューを飾った5人。佐藤龍之介は続くか? 偉大な先輩たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:宮市亮(みやいち・りょう)

宮市亮
【写真:Getty Images】

生年月日:1992年12月14日
デビュー:2012年5月23日 対アゼルバイジャン代表
当時の年齢:19歳5カ月9日
日本代表通算成績:5試合0ゴール0アシスト

 現在、横浜F・マリノスに所属する宮市亮は、10代で日本代表デビューした超逸材の1人だ。

 爆発的なスピードを持ち味としていた宮市は、中京大中京高等学校を卒業後の2011年にイングランドの名門アーセナルへ加入する。ただ、就労ビザの問題によりイングランド国内でのプレーが許可されず、すぐにオランダのフェイエノールトに期限付き移籍することが決まった。

 エールディビジでは、わずか半年間で12試合3ゴール5アシストの活躍を見せるも、やはりアーセナルの壁は高く、2011/12シーズン前半に復帰した後も出番はほとんどなかった。同シーズン途中からは、ボルトンに活躍の場を求めている。

 しかし、クラブでこそ苦悩が続いていたが、当時の日本代表監督であるアルベルト・ザッケローニからの評価は高かったようだ。2012年2月にFIFAワールドカップ2014・アジア3次予選を戦うメンバーに選ばれると、同年5月、アゼルバイジャン代表との国際親善試合において、先制点を決めた香川真司と62分に交代し、A代表デビューを飾った。ゴールこそ奪えなかったものの、デビュー戦を勝利で飾ることができた。

 ただ、その後は度重なる怪我との戦いが続き、日本代表からも離れるように。W杯やアジアカップといった国際大会への出場は一度もなく、当初期待されていたキャリアとは程遠いものとなった。

 それでも、2021年に加入したマリノスで復活し、2022年に行われたEAFF E-1サッカー選手権で、約10年ぶりに日本代表に返り咲いた。それ以降は一度も声がかかっていないが、同じく怪我に悩む選手に大きな自信を与えたのは間違いない。

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