MF:香川真司(かがわ・しんじ)

【写真:Getty Images】
生年月日:1989年3月17日
日本代表デビュー:2008年5月24日 対コートジボワール代表
当時の年齢:19歳2カ月7日
日本代表通算成績:97試合31ゴール20アシスト
長くサッカー日本代表の攻撃を司ってきた香川真司がデビューしたのは19歳2か月の頃だった。
高校2年生でセレッソ大阪とプロ契約を結んだ香川は、加入したばかりの2006シーズンはまったく出番がなく、J1の舞台に立てなかった。しかし、翌年にチームがJ2に戦いの場を移すと、飛躍的な成長を見せ、35試合5得点の活躍を見せた。
すると、2008年4月、当時の岡田武史監督にその才能を高く評価され、日本代表に初選出された。J2クラブからの招集は香川ただ1人であり、また平成生まれの選手として初めての日本代表入りだった。異例の大抜擢だったことがわかる。
そして香川は、同年5月の国際親善試合、コートジボワール代表戦で、19歳2カ月7日という若さでA代表デビュー。プレー時間は15分と限られたが、初めて世界トップレベルを体感することができた。
その後、J2で無双した香川は、2010年の南アフリカワールドカップメンバー入りこそ逃すが、同年加入したボルシア・ドルトムントで一躍世界トップレベルのMFとなり、日本代表でもその存在感を強めていった。2011年からは長く背番号10を着用。これまで、W杯とアジアカップには2回ずつ出場しており、通算キャップ数は実に「97」を数えている。
現在もセレッソ大阪に所属し、トップレベルでのプレーを続ける香川。間違いなく、日本代表の歴史を紡いできた功労者だ。