MF:山田直輝(やまだ・なおき)

【写真:Getty Images】
生年月日:1990年7月04日
日本代表デビュー:2009年5月27日 対チリ代表
当時の年齢:18歳10カ月23日
日本代表通算成績:2試合0ゴール1アシスト
今年1月に湘南ベルマーレからFC岐阜へ移籍した山田直輝も、若い頃は将来を嘱望されていた存在だ。
山田は、浦和レッズユースの中で突出した才能の持ち主だった。ユースの大会における活躍は圧巻で、17歳でJリーグデビューも果たす。トップチームに正式昇格した2009年には、J1第2節で早くもプロ初アシストをマークした。
そんな天才が日本代表に選ばれるのにそう多くの時間はかからなかった。初招集は2009年5月。トップチーム1年目のことである。そして、日の丸を背負ってピッチに立つ瞬間も突然訪れた。
2トップの一角の玉田圭司が39分に負傷し、急遽出場することになったのだ。しかし、山田は堂々としていた。52分、右からのクロスを中村憲剛がスルー。それをわかっていたかのようにポジションを修正し、シュートを打った。これは相手選手にブロックされてしまうが、物おじしない姿勢を見せた。
そんな中、後半アディショナルタイムに初出場のMFが魅せる。相手陣地中央でボールを受けた山田はドリブルで運び、ペナルティエリア手前でシュートと見せかけ、右にいた本田圭佑に優しいパスを送る。それを本田が決めきり、アシストをマーク。デビュー戦で輝かしい活躍を見せた。
その山田は、2010年1月のアジアカップ予選、イエメン代表戦でも出場。しかし、今度は逆に負傷退場を余儀なくされてしまった。この試合を最後に、日本代表のユニフォームを着ることはできていない。デビューが華々しいものだっただけに、期待感は大きかったが。
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