フットボールチャンネル

フォーカス 3週間前

なぜ呼ばれない!? サッカー日本代表に招集したかった5人。6月シリーズで選ばれても不思議ではなかった男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

GK:早川友基

早川友基
【写真:Getty Images】

生年月日:1999年3月3日
所属クラブ:鹿島アントラーズ
2025リーグ戦成績:19試合15失点

 明治大学出身の早川友基は、2021年に鹿島アントラーズでプロキャリアをスタートさせた。加入当初はクォン・スンテや沖悠哉の控えに甘んじていたが、2023シーズンに正GKの座を射止めて以降は、鹿島の最後尾を任される守護神へと成長した。現在は、首位を走るチームの守備を支える要となっている。

 2025シーズンはさらに存在感を増し、ここまで19試合で15失点と堅実な成績を記録。Jリーグ公式データによれば、ペナルティーエリア内でのシュートセーブ率とキャッチ率はいずれもリーグ2位と、数値でも高い安定感が裏付けられている。

 4月のサンフレッチェ広島戦では、ジャーメイン良の強烈なヘディングをセーブし、「明治安田Jリーグ月間ベストセーブ賞」にも選出された。

 このプレーについて本人は、「クロスが上がった瞬間に目線と体を切り替え、ボールが飛んでくるコースに先に手を出して体の状態を上手く持ってくることができた」と冷静に分析。「チームを勝たせるGKになることが目標」と語る姿からは、確かな自覚と責任感がにじむ。今シーズンからは鹿島の選手会長も務めており、精神面での成長も感じさせる。

 今回の日本代表GK陣は鈴木彩艶、谷晃生、大迫敬介といった常連が名を連ねたが、国内組の好調な選手を積極的に試すなら、早川はその筆頭に挙がる存在だ。クラブでの安定感とリーダーシップを考えれば、代表入りが真剣に検討されている選手の一人と言えるだろう。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!