8位：鈴木唯人（ブレンビー／デンマーク→フライブルク／ドイツ）

生年月日：2001年10月25日
市場価値：700万ユーロ（約11.2億円）
24/25リーグ戦成績：32試合12得点6アシスト
日本代表通算成績：2試合0得点0アシスト

　来季からフライブルクへの移籍が決定している鈴木唯人は、今回の代表ウィークが絶好のアピールチャンスとなりそうだ。

　トップ下を主戦場とする23歳のアタッカーは、「スピード」と「テクニック」を駆使したチャンスメイクとフィニッシュが持ち味だ。一瞬の加速力で相手DFを出し抜いてのシュートやハーフスペースを攻略しての折り返しなど、ボックス近辺で決定的な仕事ができる。今季はブレンビーでリーグ戦12得点6アシストと多くの得点に絡んだ。

　この「攻撃力」の高さは日本代表の新たなオプションになるかもしれない。現状の代表チームでは［3-4-2-1］のシャドーが適正ポジションになるだろう。狭いライン間でも失わない技術があり、中央をドリブルで打開できる能力は魅力的だ。オーストラリア代表戦でもハーフウェイライン付近から個人技でボールを運び惜しいシュートを放っている。

　セットプレーのキッカーとしても優秀で、今の日本代表に欠かせない前線からの守備意識も高い。他の主力選手と比較をすると、経験不足な点は不安材料ではあるが、新天地での活躍次第ではこのまま日本代表の常連になっても不思議ではない。