「どちらかというと…」ポーランドで未来を切り開き、人生を変えた
「どちらかと言うと、ちょっとホッとした気持ちのほうが大きかったですね」
ポーランドの地で自身の未来を切り開いた数字を、出場3試合目の森保ジャパンでもようやく刻めた。この4月で28歳となり、ライバルが多い代表で生き残っていくうえで危機感をも抱く森下は、サッカー人生を変える試合になったのでは、という問いに「なったんじゃないですか」と即答しながらこう続けた。
「点を取りやすいという意味で、僕はシャドーもけっこう好きなんです。鎌田(大地)選手や(久保)建英選手は足元でしっかり受けて作って、中に入ってくるパターンが多いんですけど、僕はけっこう前目でステイして、ストライカーと関わりながら点を取っていくパターンが多くなってくるんじゃないかなと」
究極のポジティブシンキングも、森下が武器だと自負する“たくましさ”を、体だけでなく心にも宿している証となる。飛躍のシーズンを“15ゴール目”で締めくくった元気印は、まだ見ぬワールドカップへの代表入りがかかってくる新シーズンへ向けて、心技体を充実させながらオフに入る。
(取材・文:藤江直人)
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