MF:宇野禅斗(うの・ぜんと)

【写真:Getty Images】
生年月日:2003年11月20日
所属クラブ:清水エスパルス
2025リーグ戦成績:21試合0ゴール1アシスト
青森山田高校からFC町田ゼルビアへと加入した宇野禅斗は、プロ2年目の2023シーズンにリーグ戦18試合に出場。中盤としてチームを支え、クラブ史上初のJ1昇格に貢献した。
昨季は町田での出場機会が減少してしまったが、シーズン途中に期限付き移籍で加入した清水エスパルスでボランチとして躍動。2年連続でチームをJ1の舞台に押し上げている。
完全移籍となった今季は初めて開幕戦のスタメンに名を連ね、ここまでリーグ戦21試合に出場。マテウス・ブエノとダブルボランチを組み、清水の守備の要へと変貌を遂げた。
宇野の本領は守備時に発揮される。球際に強く、鋭い出足で相手の攻撃をシャットダウンさせる。ぴったりとしつこく相手をマークし、チャンスメイクに講じたい相手のアタッカーたちを機能不全に陥らせるのだ。清水加入後は攻撃面での成長も見られ、プレス回避やボックス内への攻撃参加は、間違いなく相手の脅威となっている。
21歳という若さも加味すると、宇野は将来間違いなくJリーグの舞台を飛び出し、海外クラブへと羽ばたける逸材である。もちろん、東アジアE-1サッカー選手権2025の招集メンバーに入ってくることも十分に考えられる。
日本代表のボランチは激戦区だが、宇野はそこに割って入れる能力を持っているはずだ。
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