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コラム 5か月前

植田直通の雄姿を見たい。「それがあったからこそ」鹿島アントラーズでの日々がサッカー日本代表へと続く【E-1選手権コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Editor

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 サッカー日本代表は8日、東アジアE-1サッカー選手権(E-1選手権)初戦でホンコン・チャイナ(香港)代表と対戦する。約3年3ヶ月ぶりの代表復帰となった植田直通は、どのような思いを抱いてこの大会に臨むのか。FIFAワールドカップ26出場を狙う30歳の“新人”センターバックの戦いが始まる。(取材・文:元川悦子【韓国】)

2017年大会に出場したベテランが復帰

サッカー日本代表DF植田直通
【写真:編集部】

 東アジアE-1サッカー選手権(E-1選手権)でサッカー日本代表は、2014年の韓国大会、2022年の日本大会と過去2大会で王者に輝いている。今日7月8日のホンコン・チャイナ(香港)代表戦から幕を開ける韓国大会は、3度目優勝と連覇のかかる重要な舞台だ。

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 森保一監督が「この大会でプレーした選手が代表の戦力に成長してもらえるように仕向けたい」と強調している通り、今回は国内組の絞り込みという大きなテーマがある。果たして誰がコアグループに生き残るのか。ハードルは高いだろうが、前回の相馬勇紀や町野修斗のような選手が1人でも多く出てきてくれれば理想的だ。

 そのためにも、まず初戦を確実に勝ち切ることがマスト。7月5日のJ1公式戦から移動を伴う中2日、しかも高温・高湿度の龍仁でのゲームということで、選手たちはタフな戦いを強いられることになるが、それを乗り越えるところからがスタートだ。

 急造チームということで、やはり頼りになるのは代表経験者たちだろう。FIFAワールドカップ(W杯)4回出場のキャプテン・長友佑都はもちろんのこと、W杯前回大会メンバーの相馬、W杯26アジア最終予選の常連だった大迫敬介らがチームをけん引していくことになる。

 国際Aマッチ14試合出場1ゴールを誇る2018年のロシアW杯メンバーの植田直通もその1人。2016年のリオデジャネイロ五輪世代の屈強なDFは2017年のE-1選手権(旧EAFF E-1サッカー選手権)で初キャップを踏み、2022年頭までは継続的に招集されていた。

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