「そこに達していないのは不甲斐なく感じている」「僕はまだまだそんなレベルじゃない」
「毎回言ってますけど、鹿島にいる限り、タイトルを取ってこそ、評価されるものなので。試合に出ていようが、出ていまいが、『タイトルを取った』という結果だけが残るものだと思う。そこに達していないのは不甲斐なく感じている。試合にこれだけ出ている分、やっぱりタイトルを取らなきゃいけない。そういう思いは強いですね」と彼は鹿島復帰後2年半での現状を厳しく捉えているという。
ただ、”目に見える結果に強くこだわる”という植田の強い姿勢は、今回の日本代表にも必要な部分。鹿島で磨いてきた強靭な精神力や泥臭さを積極的に注入していくべきだ。
初戦の香港代表戦は先発入りの可能性が大と見られるが、ポジションは3バックの右か中央。これは普段、鹿島でやっている4バックとは微妙に異なるが、臨機応変に対応し、率先して守備陣を統率していく必要がありそうだ。
「3バックに関しては、鹿島でも可変でやっている形ではあるので、うまく対応できればいいと思ってます。
このチームでは年齢・経験値が上? いやいや、僕はまだまだそんなレベルじゃない。“新人”として、しっかり下からやっていきたいと思います」
本人が強調するように、代表に関しては”チャレンジャー”という姿勢を崩さない。約4年もの空白期間が生まれれば、そういったマインドになるのも頷ける。