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なぜ呼ばれない!? サッカー日本代表に招集したかった5人。E-1選手権でもチャンスがなかったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

GK:小島亨介(こじま・りょうすけ)

柏レイソル、小島亨介
【写真:Getty Images】

生年月日:1997年1月30日
所属クラブ:柏レイソル
2025リーグ戦成績:23試合20失点

 東アジアE-1サッカー選手権(E-1選手権)に限った話ではないが、一つしかポジションがないゴールキーパー(GK)は選手選考の賛否が分かれやすい。今大会でいえば、所属クラブの柏レイソルで充実したシーズンを過ごしている小島亨介が選外となったことは議論の対象となり得るだろう。

 アルビレックス新潟で背番号「1」を背負った小島は、2025シーズンから活躍の場を柏に移した。加入後すぐに正守護神の座を掴むと、明治安田J1リーグ開幕から全試合フル出場を継続中であり、首位に立つチームを最後方から支えている。

 今大会、森保ジャパンのGK陣は早川友基(鹿島アントラーズ)、大迫敬介(サンフレッチェ広島)、ピサノ・アレックス幸冬堀尾(名古屋グランパス)という顔ぶれに。早川と大迫はJ1首位争いを演じる所属クラブの正GKとして実績を積んでいるため、選出に異論は出にくいだろうが、ピサノに関してはJ1出場が10試合、加えてまだ19歳と経験が浅いことを踏まえると、小島との比較論はどうしても発生してしまう。

 森保一監督としては、若く今後の成長が見込まれ、197cmの長身や高精度のキック、飛び出し判断の良さといった長所を備えているピサノに代表経験を積ませたいと考えたのかもしれないし、それは十分“理に叶った”選択である。

 一方、J1首位を走るチームの絶対的守護神が代表選考に漏れるというパラドックスが生じているのも事実で、小島としても消化しきれない思いがあったとしても不思議ではない。

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